妖怪情報
名前
表記:猫又、猫股
読み方:ねこまた
分類
日本妖怪
出現地
日本全国にて伝説がある
さらには中国にも同じような言い伝えがあるので猫のいる地域には出現するかもしれない。
時代
一番古く文献に残っているのは鎌倉時代の”古今著聞集”
現代のように尾が二つに分かれているように書かれだしたのは江戸時代の”百怪図鑑”や”百種怪談妖物雙六”であろう。
全長
大きいものでは、1809年(文化6年)の”寓意草”で犬をくわえていたという猫又で、全長9尺5寸(約2.8メートル)
体重
不明
食べ物
人を襲い、人を食う。
遭遇時には、十分注意が必要だ。
繁殖形態
山で気に充てられた猫が成るものと、屋敷で長く飼われた猫が化ける場合がある。
人間との比較
人間に悪さをする妖怪で、惑わしたりさらって食べたりする。
この妖怪の伝説
猫又、猫股(ねこまた)は、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などにあるネコの妖怪。
大別して山の中にいる獣といわれるものと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるものの2種類がある。
日本においては鎌倉時代前期の藤原定家による『明月記』の天福元年(1233年)8月2日の記事に、南都(現・奈良県)で「猫胯」が一晩で数人の人間を食い殺した という記述がある。これが、猫又が文献上に登場した初出とされており、猫又は山中の獣として語られていた。
江戸時代以降には、人家で飼われているネコが年老いて猫又に化けるという考えが一般化し、前述のように山にいる猫又は、そうした老いたネコが家から山に移り住んだものとも解釈されるようになった。そのために、ネコを長い年月にわたって飼うものではないという俗信も、日本各地に生まれるようになった。
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